データ上での休暇数では世界上位の日本、現実は?
Youtubeなどでも移住ということがトピックに上がることがよくある
私も今でもそうのようなトピックに興味がないわけではない
けれど、今私は日本に住んでいる
日本に落ち着いて、もう気がつけば6年以上も経つ
日本での生活は忙しい
以前よりも仕事環境が改善されているとはいえ、それでも日本の企業で働いていくことはハードに違いない
データ上では日本は有給取得数や祝日の多さでは優ってはいるようだが、データとはあくまでもデスク上の統計だと思わざる得ない
そして、日々が瞬く間に過ぎていく
それはどこにいても同じかもしれないが・・・
では、なぜそれでも私は日本で定住しているのか?
ビザを取ることが面倒?
それも事実である
けれど、数カ国に住みわたり、私は日本で住みたいと思った理由がいくつかある
日本に住む理由「安全」
まずひとつめに安全である
私はあまりジム通いが好きではない
けれど、定期的に体は動かしたい
なので、自宅ではヨガをする
そして、散歩もよくする
散歩するとか、歩いてスーパーやコンビニまで行く
そう言ったことは日本では当たり前のことだ
けれど、海外ではそう言ったことは普通でない国が多い
まずアメリカは車社会なので、まず歩いてちょっとそこまでという感覚が難しい
ましてや、日が暮れてしまうと歩くことは難しくなる(日中も繁華街以外は歩けない街もある)
じゃあ他のアジアの国なら?
マレーシアは基本的に歩く街ではない
暑いからという理由を言われそうだが、実際は車社会であるし、それに治安も悪い
日中でも歩いているとホールドアップやひったくりに遭う確率は高い
マレーシア人と結婚している私の友人は、ご主人から決して自分が住んでいるコンドミニアムの敷地外は歩くなと言われているそうだ
また、住んでいる部屋が何十階とどんな高層階であろうが、窓は開けっぱなしにするなとマレーシア人に注意されたことがある
では中国は?
とても危険なイメージがあるが、意外と夜も街中を歩いていた
上海はもちろん、大連でもそうだった
ただ都心から離れると店も早く閉まるし、出歩くところもないので夜は出かけることがほぼなくなるのだが・・・
上海は都会なので、夜中出歩いてもタクシーはその辺りに走っている
ただ、バスなど混み合う中ではスリがかなり多いので、注意がかなり必要
中国人は夜でも運動している人、明るい場所さえあればバトミントンなどしている
結構平和な雰囲気(もちろん地域による)
ただ、どんな地域であっても注意は必要
日本人は警戒心がなさ過ぎて、海外から戻ると驚かされる
席の場所取りにバッグごと置いていたり、時々スマホなどを場所取りに使う人がいる
一体ここはなんて国なんだ・・・と日本人ながらに驚く
けれど、日本はやはり私が住んでいたどの国よりも安全度は高い
私の実家は大阪の外れにある住宅と団地やマンションしかないベッドタウンだが、夜は人通りがほぼない
それでも夜散歩やジョギング、通勤帰りに女性一人で歩くことも問題ない(もちろん明るい通りは選んでいる)
そして、私が今住んでいるのは大阪市内
もちろん夜中でも一人で歩ける
ただ、酔っ払いは至る所にいるので注意は必要
日本に住む理由「清潔」
私はかなり潔癖気味の人間であると思う
潔癖症とまではいえないが、日本でも公共トイレはあまり利用しないし、自分の住むところも頻繁に掃除したりと気にする
よくそんな人間が中国に住めたなーと思われるかもしれないが、自分でも本当にそう思う
とは言っても、正直なところかなり不便ではあった
けれど、意外と地元民しか行かない市場で食べ物などは買っていたという矛盾もあるので、潔癖症ではなく、潔癖気味と自分では言う
その他の国も、正直なところ日本より清潔な国は難しい
高級な店に行けばどこも清潔には保っているが、日常行くカフェやレストラン、そう言った店で日本と同等のお店を探すことは難しい
もちろん、アメリカでも同じである
むしろ、アメリカの方が注意が必要であることをアメリカ人から教わった
私のルームメイト(女性)は公共のトイレでは座って用を足さない、またトイレの出入り口のドア(個室のドアではない)も手で直接触らないなどと言っていた
基本的にアメリカの公共施設の清潔さは信用してはいけないと言うことらしい
ちなみに、その話はオレゴンのポートランドに住んでいた時の話である
日本に住む理由「家賃が安い」
アメリカに住んでいた時、困ったのは家賃の高さである
部屋を移り変わることは比較的難しくはない
けれど、安い家賃で良い部屋を見つけることは容易ではない
まず、アメリカはシェア文化であるので、部屋も一人で済むならルームメイトを見つけるか、どこかの部屋を一部屋自分用に借りるかなどである
けれど、私は基本的にフレンドリーな人間でもなく、協調性もなく、一人を好む
けれど、日本円でたとえば5万円から8万円という1ルーム程度のイメージでは、アメリカではどこかコンドミニアムや1軒屋の1部屋がなんとかみつかる相場の金額であろう
けれど、そうなると元々決まったルームメイトがいる場合などは良いが、オーナーや先住のルームメイトと相性が悪い場合は転々と引越しを続けることにもなる
マレーシアでは職場のコンドミニアムに住んでいたが、結局は部屋をシェアすることになっていたので、正直なところ居心地は良くなかった
また、マレーシアでも独身者は家族と住むか誰かとシェアしている人が多いらしい
中国はもちろん日本より家賃は安いが、清潔で綺麗な部屋を求めるなら場合によっては日本以上に高くなる
ちなみに、どんな人でもマンショ敷地内に入れるようなところだと、容赦無くセールスだけでなく色んな人が尋ねてくるので勇気が必要
日本に住む理由「結局のところ・・・」
他にも理由はいろいろある
公共の交通機関が整っているだの、健康保険制度が整っているから歯医者などちょっとしたことでも病院に行きやすいだの・・・
他にもいくつも出てくる
けれど、結局のところ日本人である私にとって日本は一番心地よく、住みやすいと言うことかもしれない
正直なところ、どこの国に住んでいる時も楽しく、また心地よかった
ビザ問題さえなければずっとここに住んでもいいかなと思うこともよくあった・・・・が、結局は日本に帰りたくなる
あれが食べたい、あそこに行きたい、春だから桜が見たい、秋だから気持ちがいいだろうな、冬服が着たいだの・・・どうでもいいことから、日本特有の文化であったり、色んなことが恋しくなる
またここには家族や友人も今のところいる
もし、それがなければどう思っているだろう・・・
と今でも時々考える
そう思うと時々Youtubeの「〇〇へ移住」などと言うタイトルをみつけるとつい見てしまう
そしてまた、ああここもいいなと考えてしまう
けれど、結局はしばらく無期限で日本にいたいと思う
冬でも晴れ間が見えるから気持ちよく過ごせるし、とんでもなく暑い夏でもエアコンを使えばなんとかなる
そして、なんだかよくわからないけれど外国人が日本を誉めてくれると嬉しい
やはり自分は日本人だなと我ながら笑えてしまう
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