奈良といえば・・・?
奈良というと思い浮かべるものといえば何だろう?
私の場合は大仏と鹿である
実は、私は10歳まで奈良に住んでいた
その頃に両親が大阪に家を買い引っ越した
そのため私はずっと大阪出身で通している
10歳になっていたとは言え、正直あまり記憶はない
奈良市内から少し離れたところに住んでおり、周りには畑と田んぼ、そして住宅ばかりが並んでいた
社会人になってからも奈良を訪ねる機会がなかったわけではない
何年も前に奈良に住んでいる友人宅を訪ねたこともあったが、いくつかの場所に連れて行ってもらったことがある程度で、結局のところほとんど記憶に残っていない
そして今回は近鉄の観光列車「あをによし」に乗車するため、奈良観光も併せてすることにした
失礼な話だが、奈良観光はあをによしのおまけのようなものであった
降り立った瞬間から美しい
とても天気の良い日で、とんでもなく青空が広がっていた
奈良の近鉄線を出ると、広い道路と遠くに見える山々、近くに見える木々と世界遺産でもあろう建造物が見え隠れしている
どこをとっても、絵になる光景
iphoneでしか写真を撮ることができない私が撮っても、絵になるであろう景色
ひとりで改めて奈良観光をするなんて初めてなので、正直自分がどこに降り立ったかもわからない
奈良公園がどこにあって、奈良の大仏はどこにいるのかも正直知らない
駅でもらった地図とgoogle mapだけが頼り
そして、地図からすると、奈良県庁が近いことが分かり、そちらに向かってみる
県庁には奈良を展望できる屋上があるということを以前Youtubeで見たことがあったからだ
あまりにも広く綺麗な道路で歩くだけでも気持ちが上がり、写真ばかり撮りたくなる
県庁前で出迎えてくれるせんとくん(奈良県のマスコットキャラクター)を見てもテンションが上がる
だが、展望台へ上がるともっと驚かされる
私のカメラのテクニックでは到底伝わらないと思うので、是非実際に行って見てほしい
また、県庁内では実際にお仕事をしていらっしゃる方々もいらっしゃる中、この景色を眺めることができるように観光者のために県庁屋上庭園は開放してくださっている
しかも無料
優しい・・・・
(大阪府咲洲庁舎展望台はお金がかかる)
そして、次に向かったのは県庁前一帯に広がる奈良公園
その中でも興福寺、五重塔などをはじめとする国宝建造物である敷地
奈良市には東大寺、興福寺、春日大社、元興寺、薬師寺、唐招提寺、そして平城宮跡、春日山原始林と8つもの世界遺産がある
そのため、奈良はまち全体で世界遺産を担っているそうだ
実際、奈良公園付近を歩いていると一般の住宅もあるが、奈良の景観にマッチした古民家のような風情がある
ちなみに、私はこんなことを書いてはいるが、当日は、ただあのあたりに鹿もいるし、観光客もいるし、何だか趣のある建物もあるし、とりあえず行ってみようという感覚であった
ただ、そんな無知な私でさえ実際に行くと、ここはただものではない、ということが理解できるような場所であった
ちなみに興福寺内の五重塔は現在修復工事中のため、全貌を見ることはできなかった
(2023年12月現在)
それでもその十分美しさを十分に見てとれるし、この建造物を今後も存続させていくためには修復工事は必要であると納得できる
奈良ってすごい
何でこれまでこんなに近くに住んでいながら知らなかったんだろうと後悔するほど
ならまちにはコンビニがないので、現金は持っていこう
実は由緒ある建造物にも関わらず、それが一体何なのかもわからず歩いていたので、すごいなーなど思いつつ、結局1度も拝観をすることはなかった
外観を見ているだけでも十分であったし、また公園内の景色も美しく、一人でもテンションが上がり写真を撮りすぎてスマホの充電をかなり消耗してしまったほどだ
お腹も空いてきたのでならまちという旧市街地へ向かうことにした
奈良観光でもおしゃれなレストランもできているので、かなり有名な奈良での観光スポットになっている
Youtubeで見たことがあったレストランを見つけて入ろうとしたが、現金だけの取り扱いということで、キャッシュレス決済に慣れ親しんだ私は持ち合わせがなく、ATMを探して何度も奈良公園から県庁辺りまで行き来することになった
奈良ホテル
そして何とか美味しいランチをいただくこともでき、次に向かったのは奈良ホテル
憧れのクラシックホテルである
明治42年に開業されたこのホテルは迎賓館としも利用されていたため、大正時代から昭和時代には何度も改装されている
様々な歴史的背景があり、国営であった時代もある
そして現在は奈良を代表するシティーホテルとなっているが、その建造物は美しいまま保たれている
ティーラウンジでコーヒーとケーキをいただいたが、セットで2000円ほどなので、このクラスのホテルではかなり良心的ではないかと思う
また、ホテル内の写真を自由にとっていいかと尋ねたところ、快諾もいただけた
そしてまた、今回はちょうど休園日であったが、名勝旧大乗院庭園が隣接している
ここもまた素晴らしく美しい庭園である
大仏様はどこにいる?
奈良といえば、大仏であろう
ちょっとネットで調べればわかることなのだが、あんなに大きいのだから、歩いていれば見つかるだろうと特に調べもせず、再び奈良公園へと向かって行った
観光客が歩いてくる方向へ向かっている間にも、奈良公園やその周辺の美しさに気を取られ、なかなか進まない
そして、人並みに紛れてたどり着いたところは春日大社であった
それもまた、奈良観光には欠かせないところであるので、お参りを済ませて大仏様を探しに行く
タクシーもバスも使わずにこれだけ歩いているとかなり疲労してきていた
奈良公園を周辺は道路幅も広く、どこを通っても景色とてもよいので、とても歩きやすい
若干の起伏はあるが、急な登り坂もないので、歩きやすい靴であれば主要な観光地は歩いて回れる
けれど、思っているよりも距離はあるので、徒歩で1日全部を見て回るのは難しい
春日大社を出て、大仏殿の看板を見つけてそちらに向かっていく
写真を撮りすぎて携帯の充電を消耗してしまっているので、Google mapを使用するのも最低限にしていた
そしてやっと見つけた東大寺の大仏殿ではあるが、人も多く、帰りの電車に向けて駅へ向かう前にどこかで休憩をしたかったので、今回は入館はあきらめた
最後に向かいたかったのは、奈良名物のさつま焼きを食べたかったからである
ならまちに焼きたてが食べれるカフェ併設の店を見つけていたからだ
お抹茶とともに焼きたてのさつま焼きをいただき、帰路へ着くために近鉄奈良駅へ向かった
結局1日で回り切ることは途中で難しいと思い、また再度改めてじっくり訪問しようと思う
奈良公園を眺めているだけでも癒される
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