※今回はネガティブな思いを綴っております
あくまでも一個人の感想です
やっと手に入れた指定切符
最近近鉄電車の観光列車や特急列車に魅せられて、近鉄電車に乗るために出かけている
その中でも私の中での一大イベントが観光列車「あをによし」だ
「あをによし」は2022年の4月から大阪・奈良・京都を結ぶ観光列車として開通した
外装、社内の装飾は古都奈良をおもわせるデザインで、座席の配置やそのシートにまでかなりのこだわりを持つ電車である
私が出かけようと思った時期は紅葉の時期と相まって、なかなか予約が取れなかったのだが、12月の初旬のまだ紅葉が見れる時期に指定席を取ることができた
いざ乗車「あをによし」
もうすっかり鉄オタ気分で、鶴橋駅のホームであをによしがホームに入っている来るのを待ち構える
大阪難波からやってくるため始発駅ではないので、ゆっくりホームで写真を撮っている時間はない
素早くあをによしの顔面を写真におさめて乗車
あをによしの為に作られた紫色と金色のエンブレムがかっこいい
そして待ちに待っていた車内へ
天井にまでならことにちなんだデザインがされていて、照明やカーテン、また椅子の形も色もこれまで見たことのない空間
顔面をおさめるためかなり離れた車両から乗車したため、カフェ車両なども通り過ぎていく
近鉄電車の観光列車のカフェ車両はいつも人気で行列ができている
そして、自分の指定席についたが、人が座っている・・・
近鉄列車では切符の確認はしない?
ちなみに、デラックス特急「火の鳥」では席を移っている乗客に乗務員が確認をしているのを見たことがある
外国からの観光客のようだ
ここは私の席なんだけど・・・・と告げると即座に荷物を持ち立ち去ってくれた
そのあと、連れの人がやってきて、英語でこれは特急列車で切符がいるらしいよ・・・・と話していた
海外の特急列車の指定席は空いてさえいれば座っていいい国や列車も多くある
日本では電車会社によって違うし、急行は普通切符だけでもいいなどルールもややこしい
仕方のないことかもしれないが、何週間も前から頑張って指定席を取った身としては何だか複雑な気分になった
けれど、せっかく日本にまで観光に来てくれてるのだから、こんなミスでせっかくの日本旅行を嫌な気持ちになってもらいたくないという気持ちもあった
だが実は、結局は帰りの列車でも同じことが起こった
やはり私の席には外国の観光客の方が座っていて、すぐ近くの席にも指定席は取っていないであろう観光客が座っていた
私の席に座っていた方は、どこか席が空くたびに席移動をしていた
日本語とともに、英語でのアナウンスで特急乗車券が必要です・・・とアナウンスはされている
けれど、きちんと聞いている人がどれだけいるだろう?
最近は外国人観光客がまた増えて嬉しいことでもあるが、その一方でYoutubeでも日本の電車に無賃乗車する方法などという動画まであがっていたこともある
やはり正直なところ、複雑であった
待ちに待った“あをによし”であったが・・・
とにかく落ち着いてシートに座る
前述したように、これが電車かと思わせる装飾で素晴らしい
だが・・・・
やはり電車なので、移動手段でもある
実際に座ってみると、これまでに乗ったことがある近鉄電車の火の鳥や青の交響曲と違いシートが硬い
リクライニングできず、行儀良く座ったまま
またあをによしの独特のデザインのシートの上部が前面に湾曲しているため、頭部だけでなく顔面部分までを覆うようになり若干視界に入るような面持ちになる
正直なところ、心地よいとは言えない
また、今回は相方は誘わずひとりで来た
休みが合わないと言うこともあるが、座席の配置上窓向きの座席であっても、どちらかが必然的に進行方向と逆向きに座ることになるからだ
酔いやすい2人がこの座席に座ると、どちらかが目的地に到着する頃には乗り物酔いしている
ただそうであっても、素晴らしい観光列車であることに違いはない
今更ここまで書いてきて何だが、あをによしは素晴らしい観光列車である
無理矢理なフォローをするように聞こえるのは仕方がない
けれど、これから古都奈良・京都に向かう列車のデザインとして、この電車に乗り込んだ途端にその気分を盛り上げてくれるデザインと空間演出である
こんな列車に普通乗車券にいくらか特急運賃と特別車両運賃をプラスするだけで乗せてもらえるなんて、なんて近鉄電車は太っ腹なんだろうと思う
大阪難波から奈良までならプラス1300円
大阪難波から京都までならプラス1960円
奈良から京都までなら1370円
1人で利用する場合は
大阪難波から近鉄奈良までならプラス1670円
大阪難波から京都までなら2470円
近鉄奈良から京都までなら1370円
(2023年12月現在の料金)
実のところ、今回この記事を書くかどうか迷ったが、やはり正直な思いとして今は綴っておこうと思った
(もしかしたら、今後また新たな感想が出てきたら削除する可能性もある)
そうは言いながらも、また今後も機会があれば、あをによしも利用するかもしれない
今後も近鉄電車に期待していることも変わらないし、まだ乗ったことのない路線や車種にも乗ってみたいと思っている
コメント